熱中症問題について②

その他(質問含む)
学校祭の中止が発表されてから、函館災害情報には、生徒の皆さんから、「学校のやり方に納得できません、何とかして下さい」「力を貸して下さい」「事が大きくなったからと簡単に中止にされた、生徒の気持ちなんて考えてくれていない」等、沢山のメッセージが寄せられました。
中止と発表された事で、体調を崩した生徒さんが、みんなに申し訳ないと自分を責め、号泣していたとの情報も頂いております。
また、夜遅くまで残って作業していたのに、何の為に頑張ってきたのかといったメッセージも頂きました。
今回の中止という判断は、生徒の気持ちを考えずに決定してしまった判断ではないでしょうか?
生徒の気持ちを考えていたならば、中止という判断の前に、熱中症対策を万全にして何としても、学校祭を開催しなければという判断をして延期の発表ができたのではないでしょうか?
この判断により、生徒さんは学校に対する不信感を抱く原因となり、こちらに連絡してきたという状況です。
もう少し、生徒の気持ちを考えてあげて下さい。
学校側の一方的な判断で、生徒さんが意見も言える場がなかったのではないでしょうか?
生徒会が動くしかなかった状況と思われます。
生徒の皆さんの意見に耳を傾けてあげて下さい。
また2つ目の原因として、説明不足が挙げられます。
生徒の皆さんに、中止について納得のできる説明がなかったと思われます。
函館災害情報に寄せられたメッセージは50通を超えています。
生徒さん以外にも、保護者、卒業生の方からもメッセージ(ご意見)が届いていました。
後日、縮小した学校祭が開催されておりますが、これだけ多くの方が納得できていないという事は、
説明不足としか言いようがありません。
「真実を教えてください」「徹底的に調べて下さい」といったメッセージが多くを占めています。
この様な状況により、函館災害情報が代表して学校に問い合わせを行い、確認した上で真実をお伝えする事をお約束しています。

回答

中止という判断について

生徒の皆さんに様々な受け止め方をされていることは、説明不足だと言われればそうかもしれません。 もちろん、生徒の気持ちを十分に受け止め、何が生徒のために一番良いのか、と同時に生徒の安全を確保するためにはどうすればいいのかを、15日の夜、3時間以上の時間をかけ、職員会議で検討しました。当然、これまでの生徒の頑張りと楽しみと学校祭の重さを考えれば、苦渋の決断でした。それでも、翌日も高温多湿の予報が出ている中、15日に搬送されなかった生徒も、準備期間からの高温の中での疲労が蓄積しており、熱中症の発生の可能性はさらに高まっていると予想されました。また一般公開ということで、校舎内が混雑することで更に熱中症の危険も増します。外部からのお客様方の安全も考えると実施はできないという断腸の思いの結論に至りました。

16日はまず中止であり、その後、何らかの形で生徒の発表や交流の機会を持ちたいと検討はしましたが、15日の夜はすでに21時をまわっており、16日を臨時休業にして生徒たちを休養させることを連絡するためには限界の時間でした。職員会議で結論が出ていない善後策について、その時点で明言することはできませんでした。16日にもう一度、気象条件をにらみ、善後策について検討することで職員会議を終えました。各家庭に緊急連絡網で中止と16日の臨時休業の連絡を回し、HPにも文書を掲載しました。「中止」と伝えたのは、15日の夜の時点では、次の週も高温多湿の予報がでており、3日間の休養を取ったとしても状況は変わらないのではないかと考え、さらに、これだけの救急搬送者が出る事態となり、この暑さの中で実施して、これ以上の搬送者がでないという有効な対策がとれるのか、結論がでなかったためです。16日も朝から夕方までの長い議論の中で、やはり、生徒たちが一生懸命に準備したものをそのまま片付けるのは忍びないというのが、教職員の一致した気持ちでした。ご家庭にも生徒たちの一層の健康管理をお願いし、学校では、一つ一つ安全対策を検討し、その対策を確実に実行することで生徒たちの安全を確保した上で、19日の縮小実施の決断をいたしました。16日にはHPにお詫びを掲載し、夕方には19日の実施をHPに掲載し、各家庭に緊急連絡網で連絡をしました。19日に実施するということは、学校として、熱中症対策に万全を期したとしても、かなり勇気のいる決断でした。消防センターからは「もし、救急搬送が必要な生徒が出た場合は、遠慮せずに通報してください。我々は何とも思っていませんから」との連絡もいただきました。

19日の朝に、全校生徒の前で直接、校長が事情を説明し、16日に一般公開を実施できなかったことは申し訳ありませんでしたと伝えています。

19日に発表と交流の場を持てたことで、生徒たちは達成感を感じ、今は次の高校生活の一歩を踏み出しております。

皆様へ

以上が、函館災害情報の質問に対して学校より回答頂いた内容です。

今回は、学校側より詳細な状況説明等もあり、誠実な対応をしていただきました。

メールでの回答内容から、熱中症対策はされていたと判断致しましたが、対策不足もあり学校は後日、熱中症対策を強化しています。

学校は説明不足があった事や、生徒の皆さんとの間に認識の違い(体育館での水分補給等)があった事を認めております。

今後は、同じような事が起こらぬよう、対策して頂ける事と思います。

今年も、熱中症による死亡者が相次いで発生しています。熱中症は建物の中にいても発症します。

熱中症による症状

・めまいや顔のほてり ・筋肉痛や筋肉のけいれん ・体のだるさや吐き気 ・過剰な発汗

・体温が高い、皮膚が赤く乾いている ・呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない

・水分補給ができない

熱中症の症状が現れたら

・涼しい場所へ移動しましょう

・衣服を脱がし、体を冷やして体温を下げましょう。

・塩分や水分を補給しましょう。

・すぐに医療機関に相談、または救急車を呼びましょう。

今回のブログの内容につきましてのお問い合わせやご意見は、函館災害情報までご連絡いただければ確認させて頂きます。

暑い日が続いております。学生の方は夏休みがスタートし外出する機会も多くなると思いますので、引き続き熱中症には十分注意して下さい。

 

 

熱中症問題について①

・学校祭開催中に生徒が熱中症で救急搬送され学校祭が中止となる事案が発生した件について

【熱中症疑いで生徒が救急搬送】

函館西高等学校で7月15日に行われた学校祭開催中に体調不良を訴える生徒が相次ぎ、13人が救急搬送されました。函館西高等学校では16日に予定していた学校祭最終日の一般公開中止を発表しました。

※皆様に真実をお伝えさせて頂く為、全てを公開致します。長文となってしまう事をご理解頂ければと思います。

上記の内容が報道された直後から函館災害情報に生徒の皆さんからメッセージが寄せられ始めました。

「学校祭を延期になるようにできませんか?」「夜遅くまで準備してきたのは何だったの?」「学校は生徒の気持ちを考えてくれていない」「熱中症の対策はされていなかったです」 「体育館での水分補給が禁止されていました」「学校の不十分な熱中症対策のせいで学校祭が無くなるのは本当に悔しいです」「学校のホームページで発表されている内容と事実が異なります、真相を明らかにして欲しいです」

これらのメッセージが続々と寄せられた為、函館災害情報では学校側に事実確認をさせて頂く事としました。

学校祭が中止になった生徒の気持ちを考えますと、納得できないのは当然かもしれません。 学校祭は生徒にとって一大イベントですから・・・

・学校祭の中止に対する不満と熱中症対策がされていなかったとの声に対し、学校側に問い合わせ(質問)メールを送付

函館災害情報が7月16日に問い合わせを行い、7月21日に返信を頂きました。

質問と質問に対する回答は下記の通りです。

質問

15日に行われた学校祭で、生徒の皆さんが救急搬送された件についてお伺いしたいのですが、学校の発表では、「できる限りの熱中症予防の対策はとっていた」と発表されておりますが、複数の生徒さんより、体育館への飲料の持ち込みは禁止されており、実質的な熱中症対策はされていなかったとの情報を頂いておりますが、事実でしょうか?

回答

15日(土)函館西高等学校の熱中症対応について、次の対応を取りました。
暑くなることが予想されましたので、生徒には前日から注意を呼びかけていました。
大型扇風機を4台購入し、体育館の各入り口に設置し、朝早くから回して換気に努めていました。また、体育館入り口の外にホースで水をまいて外気温を少しでも下げることに努めました。
体育館のカーテンは、直射日光が入る最低限の部分は閉めましたが、全部は閉めないで窓は全開にして通気をよくしていました。
水分補給について。
体育館へのペットボトルの持ち込みは普段から集会および授業中は認めていませんが、水飲み場は体育館の後方にあり、いつでも水を飲める環境にはあります。この日は、司会のアナウンスや生徒会担当の教員から、「水分を摂るように」と呼びかけており、特に後半の部分では再三呼びかけていました。体育館から外へ出て教室に飲み物を飲みに行くことも奨励していました。実際に何人もの生徒が体育館を出入りする様子は確認されています。体育館の中でペットボトルの飲料を飲むことが水分補給だという生徒の認識との間にずれがあったことは否めません。水分補給を禁止していたわけではなく、水分補給の方法と生徒への伝え方に反省する点があります。

これらは15日の時点で考えられる、できるかぎりの対応でしたが、19日にはこれらを検証し、次の対応を取りました。
体育館の催しには約15分に1度、10分間の休憩を入れ、観客(生徒)は全員必ず体育館から出て、自分の身体を冷やすことを指示し、体育館の換気を行いました。観客(生徒)は指示に従って休憩時間ごとに体育館を出て、身体を冷やし水分を摂りました。体育館から一番近い教室には冷たいポカリスエットを作り(12リットル)大型ジャクを設置し、飲んでいる生徒もいました。水分を摂るだけでなく、体育館の環境と身体を冷やすことが必要だと考えての対応です。

質問

7月15日の状況を函館災害情報が確認したところ、仮装パレード前に体調を崩し倒れてしまった生徒さんが救急車で函館病院に搬送されております。
この際、函館病院の医師より学校祭の中止勧告が出されています。
この状況にも関わらず、学校祭を中止せず続行したのは何故でしょうか?
この時点で中止にしていれば、今回の事態は避けられたのではないでしょうか?
回答
仮装パレードの前に体調を崩して倒れてしまった生徒が搬送されていることについて

最初に搬送された生徒は熱中症ではなく、体調不良を訴えたため、大事をとって搬送しました。   その後、パレード終了直後に搬送された生徒については、熱中症とみられましたが、パレードも終わり、午後の体育館での学校祭は、発表やパフォーマンスの練習をしてきた生徒たちの気持ちを考え、熱中症予防として、前回のメールの回答に加え、服装も熱がこもらないようにTシャツ等の軽装にするなど対応し、続行可能としました。なお、午後の函館病院の医師の勧告もあり、プログラムを途中で中止しました。

質問
熱中症対策について注意喚起をしていたという事は、理解できます。
学校祭は、生徒さんにとっては、学校行事の中でも一大イベントと容易に想像できます。
イベントに集中し、盛り上がり、水分補給どころではなくなる事は予測できたのではないでしょうか?
回答

19日の実施の際には、反省点を生かし、次の4点の対策をとりました。1点目、休憩時間を頻繁に取りました。2点目、休憩時間には一旦、生徒を体育館の外に出しました。3点目、体育館の外に出たときに身体を冷やすことと十分な水分補給を指示しました。4点目、休憩時間に体育館の空気の入れ換えを行いました。水分補給だけでは、熱中症予防対策としては不十分という報告もあったため、本校では、水分補給だけでなく、自分の身体も体育館も冷やす対策をとりました。

質問
21日の薬物乱用防止教室(中止)では、事前に体育館への飲料の持ち込みを許可したと聞いております。持ち込みを認めることができるのであれば、15日の時点で認める事ができたのではないでしょうか?
回答

15日に飲料の体育館への持ち込みを認めなかったことについては、前回のメールで回答した(集会や授業中には持ち込みを認めていない)とおりです。21日は講演会の性質上、頻繁に休憩時間を取ることも、全員が一斉に体育館の外に出て身体を冷やし水分補給をすることも難しいと判断し、飲料持ち込みを許可しました。

次のブログに続きます。